こんにちは、なかねです。
林業をやりだして7年経ち仕事にもだいぶ慣れてきました。
今となっては1年目の頃感じていた不安や緊張なども嘘のようです。
なので今回は慣れてきた今だからこそ昔を振り返って、転職したての頃感じてたことを書いていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
1年目何をやってた?
入って1年目やってたことを思い出すと
・苗を植えた山地や会社の所有する土地の草刈り作業
・皆伐現場での練習を兼ねた伐採
・皆伐現場でフォワーダでの初めての重機操作
大体こんなカンジだった気がします。
こうして見ると初心者向けの内容でしたが、当時は慣れるまで苦労してたものです。
初めての草刈り作業

夏に転職したこともあり最初の頃は山の中で草刈りをしてました。
山では伐採の跡地に苗木を植え再び木を育てるサイクルがあります。
木がある程度育つまでの間、周りの草などが苗木の成長を妨げないように草刈りをします。
人生で初めて草刈り機を使いましたが、まあそれは下手なものでしたね…
まず草の中の苗木を見つけれないですし、草と一緒に苗木もバンバン刈ってました。
それに草刈りのコツも特に分からないもんだから刃を石に当てたりキックバックさせたりしてすぐ刃をだめにしてました。
笹刃とチップソーの違いも教えてもらってましたが、そもそも刈り方が下手だから結果変わんないやんって感じでした…
それに刃をだめにしても研ぐスキルが無いから、結果研げない刃を使って草刈り機をブンブン振り回して草を叩き折ってましたね…
平地での草刈りの時もありましたけど基本的により低く草を刈ろうとするので、地面を削るように刃を当てるので結果チップソーを使っても半日もすれば刃をだめにしてました。
まあ仕事用品は会社の費用で買っていいので個人の財布のひもは大丈夫でしたが、1現場でチップソー3〜4枚はふつうに消費してました。(今思うとなんともったいない…)
皆伐現場で初めての伐採
初めて木を倒した時のことは鮮明に覚えています。
現場は皆伐の現場だったのでどうやって倒してもよかったですし、失敗しても問題のない場所でした。
(皆伐→範囲内の木を全部倒す 間伐→範囲内の特定の木を倒す)
倒すのも杉、檜ばかりなので初めてにはもってこいの環境でした。
ですがそんな環境でも初めてだと命には危うくなくても失敗ばかりしてました。
ツルを切り過ぎる、チェーンソーのバーが挟まれる、受け口と追い口の高さが合わない、クサビを入れれない、木の重心や枝のなりが読めない、etc…
チェーンオイルを補充し忘れて伐倒途中に刃が焼き付いて、木から抜けなくなったことも1回ありました。
最初の頃なんて1本倒すのに5分位かかってたんじゃないでしょうか?
今なら倒すだけなら1本につき30秒くらいでしょうか。
無論今が完璧ではないですし、まだまだ上達や勉強のポイントはありますがそれでも今にして思えば1本倒すのに随分かかってたものです。
初めてのフォワーダ操作
同じ皆伐の現場で初めて重機にも乗りました。
フォワーダでの運材でした。
当然人生で初めて重機に乗るので正直「乗れる気がしねえ…」が率直な感想でした。
今でこそ林業と重機は切れない関係性だと理解してますが、当時の僕は「重機なんか乗れなくても木をうまく倒せれば職としてどうにかなる」ってメンタルでいたからです。
そんな乗る気がない中でF801フォワーダを最初に操縦しました。

フォワーダは山の中で作られた丸太を土場まで運ぶための重機なので、他の重機作業と違いやることは単純なので初心者向けと言えるかもしれません。
しかし山の作業道を初めて走る。
しかも作業道の道幅はだいたいどこも重機の幅1台分しかないのがふつう。
「バック走行時とか落ちるんじゃないの?」とかふつうに思ってました。
それに丸太と言っても種類があります。
樹種で「杉」「檜」、それをA材、B材、C材やら3m、4m、6mやら。
「どうやって見分けるん?」
先輩も付きっきりで指導ではなく最初に重機の操作説明や材の区別方法を伝えたら自分の仕事に行ってしまいます。
しかも無線機などを使ってなかったため、話があるときは直接行くしかなかったです。(ある程度見える範囲では仕事してましたが)
今にして思えばよく事故しなかったなぁとただただ思うばかりです。
まとめ
ここまで振り返ってよく今まで事故、怪我なくやってこれたものだと思います。
ここまで書いた内容は今では難なくできるようになりましたが、当時はやっぱり戦々恐々しながらやってたことを思い出します。
もちろん今でも覚えることや挑戦することはたくさんありますが、たまには1年目でつまづいていた内容を振り返るのも必要かと思い今回書いてみました。
また違う内容も振り返ったら書いていこうかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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