こんにちは、なかねです。
今日はタイトル通り永遠にされる質問について書いていきたいと思います。
周りに林業をやってる方はなかなか少ないはず(僕も仕事関係の人以外では会ったことはありません…)
なのでだいたい初対面の方などに「林業、木こりをやってます」と説明するといろんな質問が来ます。
そんな中でだいたい同じことを聞かれるテッパン質問が来るのでこの場を借りて紹介と回答をしていきたいと思います。
それではよろしくお願いします。
ほぼ確実にくる質問はこれだ
- 雨の日はどうしてる?
- なんで木を伐るの?
- 日の出から日没までが仕事時間?
- 斧で伐るんですか?
順番に見ていきましょう。
雨の日はどうしてる?
☆答え:休みになる or 雨でもできる仕事をする
この2パターンしかないです。
休みになる場合は、日給月給の会社の場合はこの日の分の給料は無しになりますし、月給制の場合は有給扱いや別日の振替出勤になるなど会社によって対応はさまざまです。
仕事をする場合は草刈り作業など雨でも危険が少ない作業に切り替えることも多いです。
そこは雨の強さなどと要相談といった感じです。
▼雨が続くとどうなる?
連日雨予報の場合は仕事内容の調整と雨の弱そうな時に仕事を合わせるといった調整を図ります。
弱い雨なら構わず仕事をすることもありますし。
7年林業やってきましたが、3日連続で雨で休みになるといったことはなかったです。

なんで木を伐るの?
☆答え:目的による
この質問はほんとにメチャメチャ聞かれます。
まあ林業とかに関係ない人が答えれたらそれはそれでスゴイことですが。
過去の記事にも書きましたがここでもざっくりまとめようと思います。
▼丸太にする場合
世の中の林業は大半ここに行き着くと思います。
木材をつくるための丸太を確保するため木を伐ります。
▼工事などで伐る
建築の工事などで土地を開くために伐採をします。
また高圧電線の線下を保護するためなど、保安の伐採もあります。
この場合丸太を作るのはメインの目的ではないですが、併せで材木を確保することも多いです。
▼邪魔になる木を伐る
家に倒れそうな木や枝が伸びすぎた街路樹など、生活に支障を与えるような木を伐ることもあります。
こういう場合は山の中というより街中の作業で、作業範囲も小規模になりやすいです。
日の出から日没までが仕事時間?
☆答え:そんなワケない…笑
山仕事に対するイメージが古いのか、結構この質問聞かれます。
江戸時代の林業なんかはこうだったかもしれませんが現代は違います。


たしかに朝は5時位に起きるので早いです。
現場までが平均1時間移動するのを考えると、8時に現場スタートというのも一般的な仕事に比べて朝は早いと言えるでしょう。
仕事の終わりに関しては日没かどうかで終了の時間を決めたりはしてません。
今は大体どこの事業体も8時〜17時で就業時間を定めています。
むしろ日の出と日没を基準にした仕事をしてる事業体は聞いたことがないです。
斧で伐るんですか?
☆答え:そんなワケない…笑(2回目)
これも冗談抜きでかなり聞かれます。
世の中の人はチェーンソーを知らないのか?ってくらい聞かれます。
13日の金曜日でジェイソンがチェーンソーを使うイメージを持つ人が多いのに、木こりが木を伐るのは斧を使うって思ってる人がホントに多いです。💦
※補足ですがジェイソンもチェーンソーを使ってません。チェーンソーを使うのは映画「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスです。
僕からするとむしろ斧で伐採できる技術を持つ人が日本にどれくらいいるんだろう?ってカンジです。

▼斧は絶対使わない?
実は斧を全く使わないというものでもありません。
普通の伐採の際クサビを打ち込む時などハンマーのような役割で使うことがあります。
これは主に大径木を倒す時などに使います。
また例えば伊勢神宮の遷宮に伴う工事などでは木を斧で伐採する儀式があります。
現代林業では伐るために使うというより補助として使ったり、儀式的な道具として使うことが多いです。
まとめ
ここまでをまとめるとやはり林業が認知されていないが故に起きる疑問だったり、誤ったイメージなんだなと思います。
まあ僕もこの業界に飛び込むまで似たような疑問やイメージは持ってはいたのであまり人のことは言えませんが…
むしろこうした情報発信を通して林業に対するイメージが少しでも変わってくれれば幸いです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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